彼氏様は俺様彼氏♡〜永遠のlove〜
戒は実家に電話をして、優菜ちゃんがここにいることを知らせていた。
よくこういうことあるのかな?
しばらくして戒は電話が終わったらしく、私の方を向くと抱きついてきた。
え?なんで、どうなったらこんな展開になるんですか?
「夏弥、ごめん。
デートだったのに……」
戒……。
きっと優菜ちゃんのことで忘れてると思ってたけど、戒はちゃんと頭に入れといてくれた。
最初は正直不満だったけど、それだけで充分な私は笑顔で「ううん、大丈夫だよ」と首を振りながら伝えた。
「今度、ちゃんと埋め合わせってか……ゆっくり時間作るから」
「うん、楽しみにしてる!!」
それからしばらく、戒は私を抱きしめたままだった。
離れるとき、ちょっと名残惜しくなったけど我慢。