彼氏様は俺様彼氏♡〜永遠のlove〜
「別に。ご飯美味しかったから、伝えたかっただけ。
そしたら何を勘違いしたのか、夏弥さんが一緒に作ろう言うから暇だしいいかなって思った。
私の作ったハンバーグ嫌なら私は作らない」
そう言って優菜ちゃんは、拗ねて部屋へ行ってしまった。
あー!もう!!戒が余計なこと言うから!!!
「戒、余計なこと言わないでよ。
せっかく仲良くなれるチャンスって思ったのに」
「すまん。
でも多分、優菜は夏弥に心開き始めてると思うけど……
気まぐれであっても、ほんとに嫌いだったら一緒になんか行動しないし自分から話しかけることないから。
あいつ、素直じゃないんだ。ごめんな?」
そう言う戒は、兄の顔をしながら話していた。
「わかってるから、大丈夫。
さっきちょっとね?気のせいかもしれないけれど、褒めたら当たり前だからなんて言いながら
嬉しそうな顔をしてた気がしたの。
そのときに、きっと少しずつ私と仲良くしようとしてくれてるのかなーって!!」
じゃなかったら、ご飯美味しかっただけで話しかけてなんてくれないだろうし。