彼氏様は俺様彼氏♡〜永遠のlove〜
「意味わかりません…」
とにかく、意味わからない。
そんなことで選ばれたとしても、私は納得できませんよ。
「お前って、バカなのか」
なっ!!!
この数分しか話してないのに、バカ呼ばわり?
人をバカにするこの態度、ムカつく。
「バ、ババババ、バカですって?」
「あぁ、バカだろ?お前」
見下してくるこの男に睨み返した。
しかしこいつも私を睨んできて、それがすざましいくらい殺気も出ていて降参したのは言うまでもない。
この人、怖すぎる。
「で?どうすんだ?
お前が俺と結婚すれば、お前の親父はクビになるまい。
むしろ、俺がお前もお前の家族も守ってやるよ。
しかし、断るならわかるよな?
お前の親父はクビ。
そして他の会社でも、働けなくしてやるよ。
お前の一つの選択で、どっちに転ぶか
お前にかかってんだぞ。
早く結論を出せ」
そんな…そんなことって…
でも、私がここで我慢しないと
パパたちは…
そう思った私は、静かに口を開いた。
そして、こう答えた。
「わかりました、あなたと結婚します」
そう、結婚すると答えてしまった。