彼氏様は俺様彼氏♡〜永遠のlove〜
取り敢えず、考えていてもしょうがない。
今日はソファーで寝かせてもらおう。
そして、明日聞けばいいよね。
明日学校だし、早く寝ないと。
そう思ってソファーに横になったのだけれど、落ち着かず眠れるわけもない。
あーあ、どうしてこうなっちゃったの?
大翔には裏切られ、知らない人と婚約しちゃう羽目になるなんて…
しかも相手は、パパの働く会社の社長の息子でとんでもない人だし。
って、そっか。
私、大翔に捨てられたんだった…
短時間で色んなことがありすぎて、すっかり忘れていた。
思い出すと、涙が勝手に出てくる。
「……ヒックッ…ひろ、と…ウゥ…」
私は、静かに声を殺して泣き続けた。
そして気づいたら、
私は泣き疲れて眠りに入った。