彼氏様は俺様彼氏♡〜永遠のlove〜
「んー、まぁそうなんだ」
まぁ、ママが言っちゃったし?
仕方ないから、誤魔化さず白状するしかない。
「いいの?大翔のことは、もう」
いいわけない。
でも私は、大翔に捨てられたんだ。
それに婚約のことは、もう私は拒否できない。
拒否なんてしたら、パパが困っちゃうもん。
「うん」
私は、それしか答えられなかった。
それからの時間はあっという間に過ぎ
気づいたら放課後になっていた。
「夏弥〜帰るよ」
「あ、めぐちゃん。
実は今日から、一緒に帰れないんだ…」
「え?」
めぐちゃんとは家が近所だったから、毎日一緒に帰ってた。
でも、今住んでるとこは反対側。
遠くなっちゃったから、今日からは一緒に帰れない。
寂しいな〜。