彼氏様は俺様彼氏♡〜永遠のlove〜
寝室から戒さんが出てきた。
「……美味そう」
ボソッと呟いた戒さん。
よかった、美味しそうって言ってくれて。
いいや!!
まだだよ、まだ!!!
食べて、美味しい!って言ってもらうまでは安心できない。
「そうですか?
口に合うといいんですけど…」
戒さんは、私の顔を見てから「いただきます」と言ってカレーを口に運んだ。
………………どうなんだろう。
口に合わなかったかな?
あまりにも沈黙の時間が長く感じ、不安しかない。
そしてしばらく待つと、戒さんが
「…………美味い。
お前って、料理得意なのか?」
と、聞いてきた。