彼氏様は俺様彼氏♡〜永遠のlove〜
少し待つと、イケメンがやって来た。
「あ、新規の子かな?」
新規って言葉にピンとこなかったが、そこには私しかいないからすぐ自分だと気づく。
「はい。
あのー…大翔(ひろと)って人いますか?」
ホストは源氏の人もいるし、大翔でやってるのかはわからない。
でも、大翔でやってるかもしれない。
そのイケメンは『うーん』っと考えてから、は!っと何かに気づいた様子。
「もしかして、翔のことかな?」
やっぱり、源氏だったんだ。
大翔では、やってなかったんだ。
「た、たぶん?その人だと思います。
私、大翔って名前しか知らなくて…」
「多分翔のことだよ!
翔、指名ってことでいいのかな?」
「……?はい」
指名ってことは、別料金発生しちゃうよね。
持ち合わせで足りるかなぁ…
「かしこまりました。
では、こちらへどうぞ」
そう言って私は、イケメンに連れられて席へ案内された。