彼氏様は俺様彼氏♡〜永遠のlove〜
私は頭がテンパっていて、パンク寸前だった。
泣いてたことなんて忘れて、気づいたら泣き止んでいる。
戒は泣き止んだ私を見て、優しく微笑みながらまた、「好きだ」と伝えてくれる。
「ほんと、に?」
「あぁ、さっき陽菜にもそう伝えただろうが」
確かに!!
確かに陽菜さんに言っていた。
でもそれは、何か理由で陽菜さんじゃ嫌で私を理由に別れようとしてたんじゃ……
「ふっ、面白い奴。
確かに最初は、会社欲しいためにお前と婚約をした。
陽菜でもよかったが、俺は陽菜が……嫌いだ。
そんな奴と一生共にするくらいなら、見ず知らずのお前のが都合よかったんだ。
あのときは脅して悪かった。
でも、夏弥と一緒に暮らしてくうちに惹かれていったんだよ。
お前の手料理もそうだけど、一生懸命なとことか笑顔とか……全てに。
それになにより、お前といると心が安らぐ。
気づいたら俺は、夏弥のこと好きになってた」
戒の本音だ、これ。
目を見たら嘘じゃないことがわかる。