私の隣〜小さな天使〜
「いい子してた?」


「「うん!」」


我が子の返事が信用出来なかったから優を見ると苦笑い。


やっぱり。


いい子にしてるはずがないよね…



「ちょっ…
 紫音と鈴音の母親?」


今度は私に聞いてるみたい。


恐る恐る声をかけてきた楓を紫音と鈴音がきょとんと見つめる。


3人で頷くと楓って男の顔から血の気が引いた。


有り得ないって感じの顔。


…たっぷり虐めてやろうっと。



「とりあえず玄関先でってのもなんだからリビングいかない?」


楓はさっきまでの態度とは打って変わり『はい』としおらしく頷いた。


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