私の隣〜小さな天使〜
「あっ久世さん今日の帰りに家に上がっていってね?」


「…かしこまりました。」


紫音と鈴音に久世さんを会わせたい。


久世さんに子供たちと会ってほしい。


止まったままの時間を動かすために…



「到着いたしました。
 お迎えは何時頃がよろしいですか?」


「あとで電話しますっ」


優は待ちきれないようで車から飛び出した。


私も後に続き車を降りる。



「「ここから行こっ」」


2人同時に指を差したのは新しくできたデパート。


笑顔で中に入り,隅から隅までショップを回る。


数時間後…

言うまでもなく手にはショップ袋の山。


この他に配達してもらった分もある。



「買った−っ」


「買ったね−っ」


歩き疲れたのでカフェで休憩。


買った物を物色しながら色々なことを話した。


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