私の隣〜小さな天使〜
可愛い悪魔
4年後−…



「紫音っ鈴音っ
 洗濯物ぐちゃぐちゃにしちゃだめ−ッ」


「ひめがおこっちゃ〜」

「おこっちゃ〜」


ニコニコ笑いながら洗濯物の上で跳びはねる可愛い天使…いや悪魔と化した我が子,紫音と鈴音。


2人はあーちゃん…昌の真似をして私のことを『姫』と呼ぶ。


ママなんて叱られてるときにしか言われない気がする。



「いい子にしてなきゃ今日のおやつはないよ〜?」


それに反応した紫音と鈴音は慌てて洗濯物の上からおりてソファーに座った。


またいつ暴れ出すか分からないから洗濯物を素早く回収する。



「みーちゃぁはまだぁ?」

「ゆ−ちゃぁはまだぁ?」


「もうすぐ来るよ〜」


< 4 / 63 >

この作品をシェア

pagetop