私の隣〜小さな天使〜
だって楓は高校生よ?


なのに大の大人が負かされちゃって…



「なぁまじで俺達何かした?」


あーちゃん,何かしたんだよあんたたち。


私,どっちか許せって言われたら譲を許すと思う。


蜜華を泣かせることだけは誰であっても許せないから。



「数日前の自分たちの行動思い出してみたら?」


これが最大限のヒント。


あとは自分たちで考えて。


思い出したくないんだから…



「百歩譲って俺が悪いとしても。
 男といることないと思うんだけど。」


ちょっと待って。


なにそれ…



「浮気って思われても仕方ないよ?」


その最後の一言にカチンときた。


というか何かが切れた。



「ふざけないでよっ
 私が浮気?
 冗談も言っていいことと悪いことがあるわ。」


バンッとテーブルを叩いて話しを続ける。



「浮気と思いたいならそう思えばいい。」


「ちょっ憂…?」


「姫落ち着いて?」


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