繋がりを求めて
５分くらいたっただろうか・・・
扉の前に人影が見えた。おそらく入り口のドアに張ってある座席票を見ているんだろな。
自分の場所がわかったらしく扉を開けた。
中にはいてきたのは黒髪の猫背の男のこだった。
私が彼を見ていると相手も私に気づいたのだろう、目が合ってしまった。
あわてて目線をそらす私。相手は何事もなかったかのように椅子に座る。
私は空を眺めた。
授業５分前になり、人数がどんどん増えてきた。全員で２０人ぐらいいたかな？
私の前の席には２０代ぐらいの女の人がいる。
横は誰もいないし、女子私と２０代の人だけみたい。
もうすぐ授業も始まるし携帯の電源は落として、鞄にしまった。
　教壇のところにはすでに先生がきていた。「えーでは、時間になりましたので一回目のスクーリングをはじめたいと思います。携帯は電源をきり、ならないようにして鞄へ」がさごそと音がした。周りの人々が携帯を鞄にしまう。「それでは、今回スクーリングを担当する今川　登志男です。よろしくお願いします。今から必要なプリントをお配りするんでよろしくお願いします。」周りの先生がプリントを配っていく。「今配布したプリントは家に帰って記入してもらい、次回の登校日に各担任にお願いいたします。」プリントの内容はというと、卒業後の進路、健康チェックなどだ。「ここからは各担任に分かれてお願いします。では先生方お願いします。
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表紙・目次

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