- Monokuro Color -
Westminsuta
嫌いなも黒に近い青がかった空。





撮影を終わらせると地べたに座り込んだ。






「綺麗だね」






黒瀬くんが言った






ただ頷いた。







すぅーっと冷たい風が頬を撫でた。








もう夜中だ。月があんなに高い。








さぁ、帰ろ、そう言いかけた時だった。








「ねぇ、付き合ってよ」
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