元カレバンドDX
仕方なくあたしは、全部精算をしてお店の外へ出た。
スバルを探してキョロキョロするも、その姿はない。
トイレにでも行ったのかと思い、数分待ってみても、やはりスバルは現れなかった。
少しすると、LINEのメッセージがあたしに届く。
【ごめん!バイトのやつがバイクで事故に遭ったらしいんだ。心配だから、今から病院に行ってくる。今日は楽しかったよ。どうもありがとう。またね!】
(え!?事故!?)
それは大変だと思った。
だからスバルは此処にはいないのだ。
けれど、せっかくのデートが後味の悪いものになり、あたしの気分は落ちる。
スバルは、ただでさえ遅刻してきているのだから、ちゃんと最後まで責任を持ってデートをして欲しい。
料理のお金もあたしに払わせていなくなるなんて、なんだか急に腹立たしく思えた。
前菜の車エビも、パスタの上に乗ったズワイガニも、1つしかないから譲ったのに。
「バイトの人とあたし、どっちが大事なの?」なんて、聞きたいけど聞けないあたしの性格を知っているスバルは、やっぱりなんだかずるいと思った。
スバルを探してキョロキョロするも、その姿はない。
トイレにでも行ったのかと思い、数分待ってみても、やはりスバルは現れなかった。
少しすると、LINEのメッセージがあたしに届く。
【ごめん!バイトのやつがバイクで事故に遭ったらしいんだ。心配だから、今から病院に行ってくる。今日は楽しかったよ。どうもありがとう。またね!】
(え!?事故!?)
それは大変だと思った。
だからスバルは此処にはいないのだ。
けれど、せっかくのデートが後味の悪いものになり、あたしの気分は落ちる。
スバルは、ただでさえ遅刻してきているのだから、ちゃんと最後まで責任を持ってデートをして欲しい。
料理のお金もあたしに払わせていなくなるなんて、なんだか急に腹立たしく思えた。
前菜の車エビも、パスタの上に乗ったズワイガニも、1つしかないから譲ったのに。
「バイトの人とあたし、どっちが大事なの?」なんて、聞きたいけど聞けないあたしの性格を知っているスバルは、やっぱりなんだかずるいと思った。