元カレバンドDX
あたしはハタキをかけながら、真横で検品と品出しをしているバイトの先輩に話し掛けた。
「ねぇ、先輩。Hって、付き合ってからどのくらいでするものなんですか?」
バイト仲間で3つ年上の女性の先輩は、きょとんとした表情をし、とっさに辺りを見回した。
まだ開店したばかりの雑貨屋の中は閑散としている。
先輩は周りにお客がいないかを確認したようだ。
「いきなりそんな質問されてびっくりなんだけど……」
一瞬、手の動きが止まった先輩は、丸いラインを描く髪の毛の隙間から、ピンク色の大きなドクロ型のピアスを揺らしていた。
「実はあたし、付き合って1カ月になる彼氏がいるんですけど、まだ手を出されてないんですよね~、チューはあるんですけど……」
「ふ~ん、でもまだ1カ月でしょ?きっと陽愛ちゃんのことを大切にしてるんだよ」
猫のような愛らしい目が、あたしを見る。
「ねぇ、先輩。Hって、付き合ってからどのくらいでするものなんですか?」
バイト仲間で3つ年上の女性の先輩は、きょとんとした表情をし、とっさに辺りを見回した。
まだ開店したばかりの雑貨屋の中は閑散としている。
先輩は周りにお客がいないかを確認したようだ。
「いきなりそんな質問されてびっくりなんだけど……」
一瞬、手の動きが止まった先輩は、丸いラインを描く髪の毛の隙間から、ピンク色の大きなドクロ型のピアスを揺らしていた。
「実はあたし、付き合って1カ月になる彼氏がいるんですけど、まだ手を出されてないんですよね~、チューはあるんですけど……」
「ふ~ん、でもまだ1カ月でしょ?きっと陽愛ちゃんのことを大切にしてるんだよ」
猫のような愛らしい目が、あたしを見る。