貴方との奇跡
川野先輩はチケットを買って来てくれた。

お金を払おうとしたら無理矢理付き合ってもらったから奢らせてって言ってお金を受け取ってくれなかった。


彼女でもないただの大学の先輩に奢ってもらう訳には行かない。

お金を受けとる、受け取らないで押し問答になった。

最終的に私がお昼を奢る事で話がまとまった。

「ほら、行くぞ。」


話がまとまった瞬間ゲートに向かって、私の手を握り走りだした。




川野先輩は少年の様な笑顔で私に話し掛けた。
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