貴方との奇跡
「ごめん。嫌だった?」

嫌だったって言うか、手を繋ぐって恋人同士がする事でしょう。

私達、恋人同士でもないし、ただの先輩後輩だけだし。

とは、言えず。

「嫌だとかそういうのじゃなくて。」

川野先輩の顔を見る事が出来なかった。

「じゃあ、手繋ごう。その方が迷子にならないじゃん。」

川野先輩は笑顔で話、手を繋いで来た。

やっぱり、チャラ男だよ。

そんな話をしてると目の前に大きな水槽が現れた。

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