貴方との奇跡
「心配してた事ってこの事?」

拍子抜けした様子で聞いてきた。


「流石に引くますよね?ここまでイルカグッズがあったら。」

「想像内。」

イルカのお人形を持ちながら話した。


「まあ。ごめんな。いきなり入っちゃって。亮と楓ちゃん2人きりにさせてあげたの。亮案外、気になってるんだぜ。楓ちゃんの事。」

「それって楓もです。」


「上手く行くと良いな。うちらもそろそろ友達以上恋人未満辞める事考えて欲しいんだ。」


後から抱きしめられた。

あれからちょくちょく抱きしめられる事あるけど、嫌な気持にはならない。

逆に癒やされるんだ。

しばらく抱きしめられていると何かを思い出した様に。

「片付けるんだろ。」


あっそうだ。

洗濯物。

下着類とかあるから流石に川野先輩にも廊下で待ってもらって片付けた。




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