水泳のお時間<番外編>
「んぅっ…、は…、せっ、瀬戸くんっ…」
「ん、なに?」
「あ、あのっ、こっ、これは一体…!」
――どういう事ですかっ…?!
…なんて、そんな失礼なこと
堂々と聞いてしまえるくらい、
今わたしの頭の中は完全にパニック状態。
そんな中、
わたしの真上をまたがって見下ろしている瀬戸くんは、
すっかり困惑しているわたしを、
まるで最初から想定していたように、楽しそうな目をして笑った。