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翌日もあたしはバイトに出、ようやく慣れて来た仕事をこなしたが、どうも永井さんのことが気になってしかたない。
彼はなぜあんなに深いため息をついたんだろう……。
いつも元気な彼が……。
そんな事を考えながら、仕事が終わっていつものように階段を降り、フロントバックに入る。
「お疲れ様です」
「あ、お疲…れー」
ん?
一瞬永井の態度がおかしかった気がしたけれど気のせいだろうか。
「あの、昨日のことなんですけど……」
もしかしたら失礼なことをしているかもしれないと思ったが思い切って尋ねてみた。
分からないままだとなんだかもやもやして居心地悪いからだ。
「あぁ、ここじゃなんやからメールで話すわ。もしよかったらアドレス聞いてもええかな?」
返って来た返事はちょっと意外だった。
永井さんとメール?
話をするようになってから聞いたことだが、永井さんは34歳なのだ。
バイトを始めてから年上の人とアドレスを交換することへの抵抗はあまりなくなっていたが、メールの内容と言えばシフトの事ばかり。
プライベートな事でメールをすることへはまだ少しだけ抵抗があった。
『ね-、お腹ペコペコだよ~!今からマック行こぅよ-♪!』
なんてやってる友達とのメールとは違って、マナーなどもあるだろうし正直どういう文面を作ればいいのか分からなかったからだ。
でも断るのも悪いよなぁ、と堂堂巡りのように考えていると、意外なことが起こった。
彼はなぜあんなに深いため息をついたんだろう……。
いつも元気な彼が……。
そんな事を考えながら、仕事が終わっていつものように階段を降り、フロントバックに入る。
「お疲れ様です」
「あ、お疲…れー」
ん?
一瞬永井の態度がおかしかった気がしたけれど気のせいだろうか。
「あの、昨日のことなんですけど……」
もしかしたら失礼なことをしているかもしれないと思ったが思い切って尋ねてみた。
分からないままだとなんだかもやもやして居心地悪いからだ。
「あぁ、ここじゃなんやからメールで話すわ。もしよかったらアドレス聞いてもええかな?」
返って来た返事はちょっと意外だった。
永井さんとメール?
話をするようになってから聞いたことだが、永井さんは34歳なのだ。
バイトを始めてから年上の人とアドレスを交換することへの抵抗はあまりなくなっていたが、メールの内容と言えばシフトの事ばかり。
プライベートな事でメールをすることへはまだ少しだけ抵抗があった。
『ね-、お腹ペコペコだよ~!今からマック行こぅよ-♪!』
なんてやってる友達とのメールとは違って、マナーなどもあるだろうし正直どういう文面を作ればいいのか分からなかったからだ。
でも断るのも悪いよなぁ、と堂堂巡りのように考えていると、意外なことが起こった。