white coat



明音に怪しまれないように、汚れた制服からジャージに着替えてから家に帰る



「ただいま…」


明音はあたしより後に帰ってくるから出迎えてくれるのはいつもじろう




体が痛くて、抱きしめたいけどできない



「じろう…あたしどうしたらいいの…」


明音と離れる…


もうそれしか…ないのか…



だけど、もう明音のいない生活が考えられなくなってて


今のあたしにそんなこと言い出す勇気は到底持ち合わせていない



体は限界なはずなのに…

傷つく度に明音に会いたくなる…



…どうしたのあたし


1人で生きていけるはずだったのに…




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