white coat
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栞愛ちゃんたちにいじめられ続けて2週間がたった
今日も放課後は、体育館の倉庫
だけどいつもと違った
「だ、れ…?」
いつもと違う男2人
「今日うちら忙しいからその2人の好きにしていいよって言ってあるから」
じゃーねー と、消えた栞愛ちゃんたち
どういうこと…?
「へー、たしかに可愛いね」
「ほんとにいいのか?」
そうつぶやく見るからにヤンキーな男2人は、この学校の人じゃない
「じゃ、早速やらせてもらおうかな」
ニヤっと笑ったふたりが気持ち悪くて逃げたかった
けど、怖すぎて足が動かなくて立てない
そんなあたしの両肩を掴んで仰向けにさせた金髪の1人
「な、に」
押し返そうとした途端、視界が暗くなったと思えば、あたしの唇に金髪の唇が重なってた
「ん!」
やだ
こんなのやだ
必死に押し返そうと手を動かすけど男に叶うわけない
「ん!んん!」
太ももがひやっとして、視線を下にうつすと、茶髪のもう1人の男があたしのスカートの中に手を入れてた
やだ。やめてよ
気持ち悪い。
ぞくぞくと変な寒気が襲って、背中に冷や汗が流れた
助けて明音
そう思っても届くはずがなくて
抵抗もできないあたしは、2人に好きなように扱われた