white coat




リビングに行って電話をかけた



「…もしもし」


「来飛。杏乃見つかった」



「よかった…」


「だけど、やばいかも」


「え?」


「杏乃…ボロボロなんだ」



「ボロボロ…?」



「体も傷だらけだし、精神的にも鬱になりつつある」



「まじかよ…」


「杏乃が落ち着いてきたら色々聞くつもりなんだけど…何かあったら協力してほしい」



「当たり前です」



「じゃあ…よろしくな」




電話を切って溜息をつく



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