みんなみたいに上手に生きられない君へ
最低だ、私。
なんでこんなにどうしようもない人間なんだろう。

 
今まで生きてきて、何度も自分を責め続けてきたけど、今日ほど自己嫌悪に陥った日はない。 
  
今日ほど自分が嫌いになった日はない。 


ベッドの上に横たわり、何の目的もなく、ただ天井を見つめ続ける。  

なんかもう、自分に呆れすぎて、涙も出てこない。


逃げたくない、逃げたくない。
逃げるな、もっとがんばれ。
がんばれるはず。

今まで何度も自分に言い聞かせてきたのに、肝心なところで踏ん張れない。逃げ出してしまう。  


終わりのない1人反省会を開いていたら、もう何度目になるか分からないスマホの通知音に気づいて、スマホを手に取る。








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