みんなみたいに上手に生きられない君へ
「それならさ、次からは俺に言ってよ。
二人になれるとこなら、大丈夫なんだよね?」

「え?」

「......ああ!いや、そうじゃなくて!
二人になれるとこって変な意味じゃないから!カラオケとか、そういうとこ!」

「.....あ、うん。それは分かってるから大丈夫。
あの、......次があるの?」



なぜか焦って言い訳をはじめた和也くんだったけど、私は別のことが気になっていた。

まさか今日こんなだったから、もう次があるなんて思わなかったから。



「え?ないの?次。ショックなんだけど」

「あ、ごめ、そうじゃなくて......。
和也くんに迷惑かけちゃったから、もう私と遊ぶの嫌かなと思って......」
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