みんなみたいに上手に生きられない君へ
「全然いいよ。
それより、月子はどうなの?」
「え?私は、......もちろん彼氏出来たことないよ」
「もちろんってなんだよ~」
「だって、本当に何もないし、男子の友達さえいなかったし、手を繋いだのも和也くんが初めてだよ」
もちろんいないと答えると、なぜか笑われてしまったけど、今までそんなことには一切無縁だったんだから仕方ない。
彼氏どころか、圭佑くんのことがあるまでは、男子と話すことさえめったになかった。
和也くんにこっそり憧れてたくらいで......。
「マジで?そっか~、じゃあ悪かったかな~」
「何が?」
「いや......、今日、どう思った?
手繋いだ時」
「どうって......びっくりしたけど、嬉しかったし、もっとあの時間が続けばいいのにって思った」
どうって、どういう意味なんだろう。
とりあえず聞かれたままに、今日のことを思い出しながら答えれば、返事が返ってこなくなってしまった。
それより、月子はどうなの?」
「え?私は、......もちろん彼氏出来たことないよ」
「もちろんってなんだよ~」
「だって、本当に何もないし、男子の友達さえいなかったし、手を繋いだのも和也くんが初めてだよ」
もちろんいないと答えると、なぜか笑われてしまったけど、今までそんなことには一切無縁だったんだから仕方ない。
彼氏どころか、圭佑くんのことがあるまでは、男子と話すことさえめったになかった。
和也くんにこっそり憧れてたくらいで......。
「マジで?そっか~、じゃあ悪かったかな~」
「何が?」
「いや......、今日、どう思った?
手繋いだ時」
「どうって......びっくりしたけど、嬉しかったし、もっとあの時間が続けばいいのにって思った」
どうって、どういう意味なんだろう。
とりあえず聞かれたままに、今日のことを思い出しながら答えれば、返事が返ってこなくなってしまった。