涙の数だけ
君の存在
第1章 君の存在



わたしはずっと”悪い子”だった。
だからお母さんにもお父さんにも友達にもみんなに嫌われたんだ。

「なんで美和のように出来ないんだ。この不良品」
..美和はわたしの何でもできる姉。
「一番じゃないと意味無いのよ」
今でも蘇る母と父の冷たい言葉。

「おい、お前なんでそんなに顔白いんだよ~きっもちわりぃ。」
病気がちでいつも顔色の悪いわたしを気味悪がって友達はわたしを避けた。

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