涙の数だけ
わたしは急いでトイレの個室に入ると鍵を閉めた。
自分の名前を言われてなくてもなぜか自分の事だと思ってしまう。
自分が人にどう思われているのか怖い..
------しばらくすると胸の音も収まり,ゆっくりとトイレの鍵を開けて少しの隙間で外をみると誰もいなかった。その事を確認して外へ出る。
鏡に自分の顔が映る。
私は 黒田 美音 (くろだ みおん) 白い顔に黒くて胸ぐらいの長い髪にまゆの長さよりも少し下のぱっつん前髪。
よく見ると二重まぶたの上に小さなアザが出来ていた。