私の愛しきじぃじ
【第1章】
☆プロローグ☆
「り……莉子、ワシは……もぅ……」
この時、じぃじは生きるか死ぬかの境目だった。
「じぃじ…死なないで……、私…
じぃじが居ないと…」
おじいちゃん子だった私は、
じぃじが居ない世界なんて、考えられなかった。
「今まで…ありがと……ぅ…」
「じぃじ…?…じぃじ!!」
中学2年の時、
じぃじは、私を置いて
天国へ逝きました。