私の愛しきじぃじ
「莉子さーいい加減、じぃじから離れたら?」
「嫌!!じぃじは、すんごく格好いいんだから!」
「現実を見ようよ~
このままじゃ莉子、一生彼氏出来ないよー」
こんな意地悪な事を言う彼女は小山博美。
私の一番の友達。
かんなりのモテ女で
只今、健太君という謎の男と交際中。
「莉子~どんな人がタイプなの?」
タイプ……かぁ…。
「しいて言うなら…
じぃじみたいな人!!」
「却下」
飽きれた博美は、机の上にあったお菓子に手を伸ばす。
「なんでっ!?」
「他は?」
「…じゃあ…じぃじを超えるような人」