恋心の欠片を君へ
かねてから進めていたRPGのラスボス戦で、手に汗握る展開が続いた。



「凛ちゃん!回復!!」


「任せろ!」


俺はもっぱら後方支援の魔導師や遠距離射撃のアーチャーを使う。


親友…今は彼女の彗月は大人しそうに見えて双剣や武闘家の力でゴリ押すジョブを好んで使う。




「あー…もう指限界」


「次は大剣にしたら?」


「あれはスキが大きいんだよね」


「チャージなしの攻撃魔法が使いたい」


「それは面白みがないよ」


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