【完】俺のこと、好きでしょ?
「小林先輩は将来の夢とか決まってるんですか?」
「俺は、先生になるのが夢かな…」
「え!?そうなんですか!すごい!絶対、小林先輩ならいい先生になれると思います」
ここ何日か小林先輩に勉強を教えて貰って、すごく分かりやすかった。
もちろん先生になることは簡単な事じゃないと思うけど、頑張って欲しいな……。
「ありがとう、奈帆ちゃん…」
「はい!わたし、小林先輩に教えてもらえて本当によかったです」
藤くんとのことがあって、あんまり勉強に集中することが出来てなかった。
だけど、小林先輩のお陰で頭を切り替えることが出来たんだ。