最期の時間を君と共に
「もう、お母さんは帰ってきてくれたことが嬉しくて……」

ここでなくかよ……。母さんを無視して中に入る。

「あ、お父さんはね、買い物行ってるよ」

「そう」

「3人揃ってからご飯だからね。あと、パーティーは明後日になったから」

「ふぅん、そうか。分かった」

そういや、そんな話してたな。パーティー、か……。

「もう、誓ったら素っ気ないわね!嬉しくないの?あなたのためのパーティーよ?」

「嬉しいに決まってるじゃん。じゃ、上にいるから」
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