最期の時間を君と共に
え……。聞いてないんだけど!

「そんなの言ってた!?」

「言ってたから私は知ってるんでしょ。私が教えてあげるから、早く教科書出して」

「ありがとう……!」

遥がいてくれてよかった……!


「ゆーちゃん、まって」

SHRも終わり、1人で帰り支度しているとはーくんに声をかけられた。

「今日誰かと帰る予定ある?」

「ううん、ないよ。どうしたの?」
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