最期の時間を君と共に
「……誰、お前」

誓は事故で亡くなったんだ。まさか……な。

「ひでぇ。誓だし。ちょっと離れただけで忘れたのかよ」

「は!?なんでいるのさ!」

「まぁまぁ、あとで話すから。とりあえず中入れて、寒い」

自己中かよ。そう心の中でつっこむ。口に出したらめんどくさいから。

「あったかー、ずりぃな」

中に入るなり、遠慮なしにこたつに入り込む誓。少しは遠慮しろよな……とため息を吐く。

「んで?なんでいるのさ」
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