最期の時間を君と共に







私は珀に近寄る。声をかけながら。でも、珀の顔を見て、ただごとじゃないと感じた私は反射的に謝る。珀は明らかに傷ついているようで。私はどうしようか、前を見つめながら言葉を探していた。探し出した結果、発した言葉は。

「ねぇ、珀。少し、思い出話しようか」






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