最期の時間を君と共に
「……んっ」
目を開けると、見慣れた天井。夢から覚めたようだ。そばに置いておいたスマホを手に取り、時間を確認する。まだ朝の6時前だ。普段の俺ならありえない時間だ。でも、目はハッキリしていて、今から目を閉じたって寝られないだろう。体が言ってるんだ。時間を無駄にするな、と。
「おはよ」
「「おはよう」」
リビングに行くと、新聞を読んでいた父さんが、ご飯を作っている母さんが、振り向いて挨拶をした。昨日からこれだ。前は振り向いて挨拶なんてなかったのに。
「丁度ご飯できたとこなのよ。食べる?」
「うん」
そうして出てきたのは、俺たちの家庭ではこれほどないご馳走だ。朝はずっとパンだったから。今日は、ご飯に味噌汁。ウインナーに卵焼き、フルーツまである。料理から母さんの想いが伝わってくるように。
目を開けると、見慣れた天井。夢から覚めたようだ。そばに置いておいたスマホを手に取り、時間を確認する。まだ朝の6時前だ。普段の俺ならありえない時間だ。でも、目はハッキリしていて、今から目を閉じたって寝られないだろう。体が言ってるんだ。時間を無駄にするな、と。
「おはよ」
「「おはよう」」
リビングに行くと、新聞を読んでいた父さんが、ご飯を作っている母さんが、振り向いて挨拶をした。昨日からこれだ。前は振り向いて挨拶なんてなかったのに。
「丁度ご飯できたとこなのよ。食べる?」
「うん」
そうして出てきたのは、俺たちの家庭ではこれほどないご馳走だ。朝はずっとパンだったから。今日は、ご飯に味噌汁。ウインナーに卵焼き、フルーツまである。料理から母さんの想いが伝わってくるように。