最期の時間を君と共に
本当にイケメンなんだもの。でも、お母さんに勿体ないなんて思わない。お母さんの魅力は1を争うくらい分かっている私だから。
「サユリさんとリイチさんって、絶対仲良かったよな。……見てみたかったな」
「……ね、見てみたかったね」
ちゃんとこの目に映したかった。笑いあってる2人も、喧嘩してる2人も、照れてる2人も。全部、全部映したかった。……なんて、叶わない願いだけど。
「……悪ぃ。昼飯なんなんだ?」
「オムライスだよっ」
誓の罪悪感を消したくて明るくいう。彼は口角を上げて笑った。
やった、とガッツポーズを決めて。
「んー!ふふぁいわ、やっひゃ」
“うまいわ、やっぱ”って言いたかったんだろうか。
「ありがとう」
私の作ったオムライスを嬉しそうに頬張る誓。口の端には赤いケチャップがついている。ケチャップついてるよ、と指摘すれば慌てて拭いた。
「サユリさんとリイチさんって、絶対仲良かったよな。……見てみたかったな」
「……ね、見てみたかったね」
ちゃんとこの目に映したかった。笑いあってる2人も、喧嘩してる2人も、照れてる2人も。全部、全部映したかった。……なんて、叶わない願いだけど。
「……悪ぃ。昼飯なんなんだ?」
「オムライスだよっ」
誓の罪悪感を消したくて明るくいう。彼は口角を上げて笑った。
やった、とガッツポーズを決めて。
「んー!ふふぁいわ、やっひゃ」
“うまいわ、やっぱ”って言いたかったんだろうか。
「ありがとう」
私の作ったオムライスを嬉しそうに頬張る誓。口の端には赤いケチャップがついている。ケチャップついてるよ、と指摘すれば慌てて拭いた。