最期の時間を君と共に
「いない……か」
ゆーちゃんの姿が見当たらない。俺は、スマホを開き、連絡を確認する。誓がいる部屋の前にいるようだ。
急がなくちゃ。もし、本当に誓が……死んでいるとしたら。彼女……、ゆーちゃんを支えられるのは俺と遥しかいない。
「病院内は走らないでくださいね」
「あ、すみませんっ」
逸る気持ち。すれ違った看護師さんに注意されてしまった。でも、急がなくちゃならないんだ。誓が支えていた彼女を、次は俺が――。
誓の部屋の前に行くと、壁にもたれかかっている人がいる。近づいてみれば、ゆーちゃんだ。
「……来てくれたんだ、はーくん……」
ゆーちゃんの姿が見当たらない。俺は、スマホを開き、連絡を確認する。誓がいる部屋の前にいるようだ。
急がなくちゃ。もし、本当に誓が……死んでいるとしたら。彼女……、ゆーちゃんを支えられるのは俺と遥しかいない。
「病院内は走らないでくださいね」
「あ、すみませんっ」
逸る気持ち。すれ違った看護師さんに注意されてしまった。でも、急がなくちゃならないんだ。誓が支えていた彼女を、次は俺が――。
誓の部屋の前に行くと、壁にもたれかかっている人がいる。近づいてみれば、ゆーちゃんだ。
「……来てくれたんだ、はーくん……」