最期の時間を君と共に
「……それで、君たちは?」

キョウヤを見ていた目が私たちを見る。私は誓と目を合わせて、相談する。中学校だ。知っている先生が残っている確率は高い。

「……深山と夕崎じゃないか!なにしてんだ、お前たちはぁ!」

遠くから怒号が聞こえてくる。あちゃー……。

「学校はどうしたんだ!まさか、サボったとか言うんじゃないだろうなぁ?」

この先生……、めんどくさいで有名だった先生じゃん!運悪すぎだよ、本当。

「……キョウヤ、頑張るんだよ!またね!」

「またな」

「お、おぅ」

そして私たちは猛ダッシュ。後ろから私たちを呼ぶ声が聞こえるが、無視して走った。
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