最期の時間を君と共に
窓に映る青い空。澄んでいて、綺麗で、言葉では表しきれないほど。
「……綺麗だよな」
「え?」
「空。……綺麗だよなって」
同じことを思っていたようだ。でも、“どのように”綺麗なのか。細かく細かく砕いていったら、分かれ道ができる。君と私では、見える世界が似ているようで似ていないから。
「……だね」
空の上にはなにが広がってるのかな。分かるわけないのに、分からないからこそ、想像する。あぁなのかな、こうかもしれない、だなんて想像しては打ち消して。無限ループする。それが楽しいの。
「誓はさ……、もうここにいられなくなっちゃうじゃん……。どんな気持ちなの?」
「どんな気持ちか……。別に……変わらない。実感が湧いてないのかもな」
「そうなんだ……」
そんな分からないよね。変な質問しちゃった……。しゅんと肩を落とす。
「……綺麗だよな」
「え?」
「空。……綺麗だよなって」
同じことを思っていたようだ。でも、“どのように”綺麗なのか。細かく細かく砕いていったら、分かれ道ができる。君と私では、見える世界が似ているようで似ていないから。
「……だね」
空の上にはなにが広がってるのかな。分かるわけないのに、分からないからこそ、想像する。あぁなのかな、こうかもしれない、だなんて想像しては打ち消して。無限ループする。それが楽しいの。
「誓はさ……、もうここにいられなくなっちゃうじゃん……。どんな気持ちなの?」
「どんな気持ちか……。別に……変わらない。実感が湧いてないのかもな」
「そうなんだ……」
そんな分からないよね。変な質問しちゃった……。しゅんと肩を落とす。