最期の時間を君と共に
0日目 現実
「でさ、すっごい可愛くて。また見に来てよ、うちのコロ」
「んー……、ん?」
「……もう、さっきからずっと上の空よ。しっかりして……って、無理だよね」
「ごめん……」
私は、深山 ゆずき(みやま ゆずき)。風丘高校に通う2年生。一昨日、ずっと共に過ごしてきた、隣の家の幼馴染が事故でなくなってしまった。名は、夕崎 誓(ゆざき ちか)。相手は、私のことをただの幼馴染にしか思っていないだろうが、私は、彼のことがずっと――
――好き。
「うん……。私がいるからね。なにかあったら、相談のるからね。多分」
「多分なの」
「んー……、ん?」
「……もう、さっきからずっと上の空よ。しっかりして……って、無理だよね」
「ごめん……」
私は、深山 ゆずき(みやま ゆずき)。風丘高校に通う2年生。一昨日、ずっと共に過ごしてきた、隣の家の幼馴染が事故でなくなってしまった。名は、夕崎 誓(ゆざき ちか)。相手は、私のことをただの幼馴染にしか思っていないだろうが、私は、彼のことがずっと――
――好き。
「うん……。私がいるからね。なにかあったら、相談のるからね。多分」
「多分なの」