最期の時間を君と共に
「ねぇ、誓。砂浜まで行こう?」
「ああ、行こう……」
ゆっくり、ゆっくり、階段を降りていく。
「綺麗じゃん……」
きっと、独り言だろう。でも、私はそれに返事をした。
「うん……」
砂浜に辿り着いた。しっとりと足が砂に沈んでいく。靴の中に砂が入ろうと、全然気にならないほど、夕焼けに見惚れてしまっていた。こんなに綺麗なもの、あったんだな……。
それから、どれほど見ていたかわからない。誓が寝転ぶまで、ずっと目を離さずに見ていた。
「ああ、行こう……」
ゆっくり、ゆっくり、階段を降りていく。
「綺麗じゃん……」
きっと、独り言だろう。でも、私はそれに返事をした。
「うん……」
砂浜に辿り着いた。しっとりと足が砂に沈んでいく。靴の中に砂が入ろうと、全然気にならないほど、夕焼けに見惚れてしまっていた。こんなに綺麗なもの、あったんだな……。
それから、どれほど見ていたかわからない。誓が寝転ぶまで、ずっと目を離さずに見ていた。