最期の時間を君と共に
ヤヨイさんは誓のお母さん、ケイさんは誓のお父さん。サユリは私のお母さんだ。誓のお母さんたちよりも早く知ってしまった私。なんだか、申し訳ないな。
「……あのさ、ゆずき。1つ、約束しねぇか……?」
嫌だったらいいから、と付け足した。
約束……?誓は滅多にそんなことしない。誓も私も気分屋。約束しても、期待して、破られて、悲しくなるだけと思っているだろう。だから、私たちは滅多に約束というものをしない。
「うん、いいよ。誓となら……」
「ありがとう」
さっきより早くなる鼓動。落ち着け、落ち着け……。
「毎月、この日……16日にここに来るっていう、約束なんだけど……」
「……あのさ、ゆずき。1つ、約束しねぇか……?」
嫌だったらいいから、と付け足した。
約束……?誓は滅多にそんなことしない。誓も私も気分屋。約束しても、期待して、破られて、悲しくなるだけと思っているだろう。だから、私たちは滅多に約束というものをしない。
「うん、いいよ。誓となら……」
「ありがとう」
さっきより早くなる鼓動。落ち着け、落ち着け……。
「毎月、この日……16日にここに来るっていう、約束なんだけど……」