最期の時間を君と共に
奥でガチャンとガラスを落とした音がする。

「え!?ケイさん……!家のドアが!」

「なんだ!泥棒か!?ヤヨイ、なんで鍵をかけなかったんだ!」

「だって……!誓が帰ってきたりしないかなって……!」

「と、とりあえず、顔を出そう……」

大声で、話し合う声が聞こえてくる。

「ど、どちら様で……?」

そろり、顔を出す2人。2人はかなり怯えた顔をしている。

「……!?誓……?え……?ゆずきちゃんもサユリちゃんも……?」

「ヤヨイ、幻でもみてるんじゃ……って、誓か……?ああ……?なんで……」
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