最期の時間を君と共に
「そのまんまさ。あ、ついた」

パッと顔をあげると、確かにすぐそこに保健室がある。もうそんなに歩いたのか。

「ごめんな。喋ってばっかで疲れたろ」

「そんなことないよ。楽しかったし。あ、もし先生になにか言われたら、私のせいにしてね。絶対ね」

「わーった。んじゃあ、ゆっくり休んで」

「うん」

私はひらひらと手を振ると、保健室のドアをたたいた。
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