ナナクセ探し 中学生編
セブン ♪♪♪♪♪♪♪
「村上君、誕生日いつ?」

突然、川野が聞いてきた。

誰かに、もうすぐ俺の誕生日だと聞かされたのだろう。

「来週の金曜日。」

「え?来週?!
何か、欲しい物はない?
あ、高い物は無理だけど。」

「……俺の家、来る?」

俺がそう言うと、彼女はたっぷり一分間は固まっていた。

あー、言い方間違ったかな。

「えっと、、、誕生日パーティーするとか?」

「いや、しないけど。」

「えっと、その、お家の方とかは、、、?」

「母さんがいる筈だけど。」

又、彼女が固まっている。

誰もいない家に行くのも困るのだろうが、母さんに紹介されるのも緊張するのだろう。



「あ、えっと、はい、行かせていただきます。」

なんだ、変な言い方して。
笑ってしまいそうだ。

「じゃ、来週金曜の放課後。」

部屋に上げるつもりはなかったが、掃除をしておこうと思った。










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