君の隣で花が散る
れおのざるそばはもう、三分の一ほどなくなっていた。


「たべるの早っ。おなかすいていたの?」

「ああ。誰かさんが待たせるせいでな」


はい、すみません。


「じゃあ、れおは買ったんだ洋服」

「とっくに」


ん~!

なんかイラつく~。


「見たーい」

「昼飯食べてから汚れたら困るから」

「そうだね、いっただっきまーす!」


私は熱々のチーズバーガーを包んでいる紙をはがした。

そして食欲に任せ、かぶりつく。


「美味しっ......!」


ジューシーな肉ととろけるチーズが最高にマッチしている。


「死神も食べ物を食べるんだ」


ざるそばをすするれおに質問をしてみた。


「まあな、でも食べなくても生きていけるぞ」


やっぱり死なないよねー。

ん?


「じゃあなんで食べているの?!」
「これか?」
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