黒猫の香音(前編)
「やっぱり口に出さなくても思いは皆同じね…


でも、また何処かで逢えると良いわね、陽君に。」



雫はそう言って手元の『ピアニッシモ』をゆっくり吸っては吐き出した。



「…はい。」



それで元気づけられたのか香音は少し穏やかな表情を見せた。

























ガシャーン!!!















「「!!!!!??」」
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